斬、KILLING

2018/製作:海獣シアター/新日本映画社配給
18年11月24日公開/DCP/カラー/5.1CHデジタルサウンド/1.85:1/80分/PG12
©2018 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER ALL ROGHTS RESERVED

〈解説〉
一本の刀を過剰に見つめる若い浪人の話。という長い間温めてきた1行の案を、
『野火』のあと急速に膨らませ制作。山形庄内の限られた空間で撮影し、塚本作品としては珍しく3週間という短期間で撮り上げた。池松壮亮、蒼井優の演技バトルに力点を置き、『バレット・バレエ』『野火』に続き中村達也、そして塚本が脇を固める。様式的な殺陣でなく、恐ろしい痛みを感じさせる刀の力を追求し、苦悶する池松、蒼井の姿を通して現代という時代を照射させた。
長年にわたり塚本作品の音楽を手掛けてきた石川忠が2017年12月に亡くなり、この作品も石川が音楽を担当していたが、監督の塚本が受け継ぐ形で石川の作り上げてきた音楽を編集し完成させた。これにより、第51回シッチェス・カタロニア国際映画祭の最優秀音楽賞を受賞した。

(略筋)
250年ものあいだ泰平の世が続いた江戸時代末期。困窮で藩を離れる武士も多く、江戸近郊の農村に身を寄せる若き浪人・都筑杢之進(池松壮亮)もその一人だった。杢之進は農家を手伝い食つなぐ日々を送りながら、農家の息子・市助(前田隆成)に剣の稽古をつけ自身の腕も磨き続け、市助の姉・ゆう(蒼井優)とは身分の違いがありながらも密かに想い合っていた。この頃、国内は開国するか否かで不穏な空気が漂い、ゆうは杢之進が村を離れ中央へ参戦する日が近づいている事を恐れ、また武士に憧れる血気盛んな弟を心配していた。ある日、三人は一人の剣豪・澤村(塚本晋也)と出くわす。杢之進と市助の稽古を見ていた澤村は、杢之進の腕に惚れ込み、自分の組織の一員として江戸へ行き、泰平を守るため京都の動乱に参戦しないかと二人を誘う。市助は農民の自分も連れて行ってもらえると喜ぶが、杢之進は剣の才能はあるが人を斬った事が無く密かに葛藤する。そんな時、どこからか無頼者(中村達也)たちが村に流れ着いて来る。悪い噂の立つ彼らの存在に農民たちは怯え、剣の立つ杢之進にどうにかしてほしいと願う。杢之進たちが江戸へ旅立つのを前に、小さな村で事件が起こり、その事が恐ろしい事態を招いてゆくのだった。

第33回高崎映画祭
最優秀作品賞
最優秀主演男優賞(池松壮亮)
第73回毎日映画コンクール 男優助演賞(塚本晋也)
第92回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・テン第7位
第51回シッチェス・カタロニア国際映画祭 最優秀音楽賞(石川忠)
第23回日本インターネット映画大賞 日本映画音楽賞(石川忠)
第13回アジア・フィルム・アワード 編集賞(塚本晋也)
第69回芸術選奨文部科学大臣賞 映画部門(塚本晋也)
2018年度全国映連賞 男優賞(池松壮亮)

[スタッフ]
製作・監督・脚本・撮影・編集 : 塚本晋也
助監督・撮影 :林啓史
撮影部・照明 :坂本あゆみ、中西克之
美術:遠藤剛
衣装 : 宮本まさ江
    千代田 圭介
殺陣 -:辻井啓伺
殺陣補佐:舟山 弘一
音楽 -:石川忠
サウンド -:北田雅也
時代考証 – 大石学
制作:中村元 堤健太
制作協力:斎藤香織
監督助手:佐々木裕文、峯 達哉、弓場 絢
考証担当:祝 大輔
撮影助手:日下部 文哉
特殊メイク/造形:陸田 千春
特殊造形:大泉 彩音
衣裳助手:濱中 美衣、斎藤 育子
スチール:内堀 義之
床山:荒井孝治
持道具:玉山 佑典
美術応援:MASAKO
北垣杏里
原口崇正
宮本明子
原口崇正
岡本英也
志田直之
 
津田輝王、関口里織
長岡広太
相場浩之
字幕制作コーディネート:鈴木草多、吉田淑恵
協力:小西真円一之

[キャスト]
都築杢之進 – 池松壮亮
ゆう – 蒼井優
源田瀬左衛門 – 中村達也
市助 – 前田隆成
澤村次郎左衛門 – 塚本晋也

嘉兵衛 大槻修治
滝   クノ真季子
一蔵  横内直人

浪人  塚本耕司
    辻井正人
    神高貴宏
    入江庸仁

    須森隆文
    尾崎一彦
    叶 雅貴
    松浦健城
    加藤幸司
    充吉修介
    市川裕隆
    平山久能
    上野 太
    清水 修
    酒巻二郎
    長尾寿充
    神保良介
村人  中村 元

野火 FIRES ON THE PLAIN

2014/製作、配給:海獣シアター(2016 4月より配給:新日本映画社)
/15年7月25日公開/渋谷ユーロスペースほか/DCP/カラー/5,1CH デジタルサウンド/1,85: 1/87分/PG12
©2014 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER ALL ROGHTS RESERVED

〈解説〉
大岡昇平の「野火」を高校生のときに読んでから、長い間映画化を考えていた作品。30代からは具体的に制作準備を開始するが、必要な予算は集らなく、延期を繰り返した。戦争が近づいている危機感を感じ、条件のまったく揃わない中、ボランティアスタッフを募り制作を開始。半年間の準備と撮影、さらに半年の仕上げ期間を経て完成。配給も「鉄男」以来初めての自主配給で、全国の劇場を塚本自ら渡り歩いた。さまざまな文化人の応援メッセージなどで、幅広い観客層が集まり、戦後70年の映画として社会現象にまでなった。

(略筋)
第2次世界大戦末期のフィリピン・レイテ島。
日本軍の敗戦が色濃くなった中、田村一等兵(塚本晋也)は結核を患い、部隊を追い出されて野戦病院行きを余儀なくされる。
しかし負傷兵だらけで食料も困窮している最中、少ない食料しか持ち合わせていない田村は追い出され、ふたたび戻った部隊からも入隊を拒否される。そして原野を彷徨うことになる。
空腹と孤独、そして容赦なく照りつける太陽の熱さと戦いながら、田村が見たものとは・・・

第70回毎日映画コンクールで監督賞、男優主演賞W受賞
第89回キネマ旬報ベスト・テン 日本映画ベスト・テン2位
第25回日本映画プロフェッショナル大賞 監督賞受賞
第30回高崎映画祭 最優秀作品賞&最優秀新人男優賞(森優作)受賞
第10回KINOTAYO(キノタヨ)現代日本映画祭で批評家賞と最優秀撮影賞をW受賞!!
第7回TAMA映画賞特別賞受賞

[スタッフ]
製作 塚本晋也
原作 大岡昇平
脚本・撮影・編集:塚本晋也
助監督・撮影・照明:林啓史
スチール:天満眞也
制作:斎藤香織/山中亜矢子
衣装:岡部仁美
美術造形:MASAKO
銃器武器製作・監督助手:峯達哉/白岩義行
銃器武器製作・メイク:弓場絢
特殊メイク・特殊造形:陸田千春
特殊造形:角奈津子/木場理江
フィリピンロケ制作/助監督:大友麻子
深谷ロケハン協力・現場協力:強瀬誠
セット:中嶋義明/山内まも留/永野文夫/手計孝浩
軍事所作指導/軍事監修:金子昌弘
操演:鳴海聡
衣装進行/大道具:古賀志信
大道具/特殊効果:中野拓/宮川洋輝/平尾陽祐
考証:佐々木裕文
撮影録音助手:日下部文哉/幹戸良太
特殊効果:富奥晃史/水取拓也
道具製作:柳田純一/小林由美子
衣装縫製:大泉彩音
特殊造形アドバイザー:花井麻衣
銃器武器製作アドバイザー:實藤亮介
編集助手/コンポジット/グレーディング:長岡広太

音楽:石川忠
サウンドエフェクト・サウンドミックス:北田雅也
ポストプロコーディネーター:志田直之
タイトル:津田輝王/関口里織
特別協力:黒木久勝/寺嶋芳彦/寺嶋景子
     新井遊佐/新井眞智子/新井佐五郎
協力:真鳥アキコ/志太駿介/吉川裕子/津波恵/塚田百香/金山恵梨香

[キャスト]
田村:塚本晋也
安田:リリー・フランキー
伍長:中村達也
永松:森優作
一等兵:神高貴宏
上等兵:入江庸仁
マラリアの兵士:辻岡正人

分隊長:山本浩司
田村の妻:中村優子

軍医:山内まも留
比島の女:Arlene Dinglasan

その他の出演者:丸山昇平/松下力/齋藤隆文/鶴川健吉/田中亮丞/
Dean Newcombe/内田周作/宮本 圭/槇 健/仲村颯悟/中島朋人/
中嶋アサド/大友 律

KOTOKO

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2011/製作:海獣シアター/マコトヤ配給/12年4月7日公開/テアトル新宿、シネ・リーブル梅田、名古屋シネマスコーレ、KBCシネマ1・2 他全国順次/カラー/DCP/FullHD/5.1ch/91分/PG12
©2011 SHINYA TSUKAMOTO/KAIJYU THEATER /2012年現在配給:マコトヤ

〈解説〉
日本映画初の快挙!ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門最高賞(グランプリ)受賞
2011年9月、『KOTOKO』は、第68回ベネチア国際映画祭で、20分以上におよぶ熱狂的なスタンディングオベーションで迎え入れられた。さらに、審査員全会一致で“日本映画初”となるオリゾンティ部門最高賞(グランプリ)を獲得。同時に、イタリア、57の映画WEBサイトの評論家が選ぶNo.1を選ぶ、シルバーマウス大賞をダブル受賞。このふたつの受賞は、本作の、クオリティと人気の高さを示すものとなった。また、11月にエストニアで開催された第15回タリン‐ブラックナイト映画祭では、既成の枠に収まらない本作のために急遽新たに最高映画表現者賞が創設され、塚本晋也とCoccoに贈られた。

(略筋)琴子は世界がふたつに見える。ひとつに見えるのは歌っているときだけだ。琴子には幼い息子・大二郎がいる。彼を守りたい。しかし予測できない恐怖に満ちた毎日に、琴子の心は安らぐ瞬間がない。そんなある日、田中と名乗る見知らぬ男が琴子に声を掛けてくる。琴子の歌と歌う姿に魅了されたという田中と一緒に暮らしはじめ、世界はひとつになると思えたが…。愛する息子を守ろうとするあまり、現実と虚構のバランスを崩していく 女性の慟哭と再生を描く。
『鉄男』『六月の蛇』の鬼才・塚本晋也、稀代の表現者Cocco。強烈な個性のアーティストふたりが作りあげた、壮絶で巨大な愛の物語。

第68回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門最高賞(グランプリ)、第3回ゴールデンマウスシルバーマウス大賞
第15回タリン・ブラックナイト映画祭メインコンペ最高映画表現者賞(エストニア)
第6回トゥールモヴァス映画祭 観客賞
第22回TAMA CINEMA FORUM 第4回TAMA映画賞特別賞

[スタッフ]
監督:塚本晋也
製作:塚本晋也
企画:Cocco 塚本晋也
原案:Cocco
脚本:塚本晋也
音楽:Cocco
美術:Cocco
撮影:塚本晋也 林啓史
照明:林啓史
特殊メイク・特殊造型:花井麻衣
編集:塚本晋也
整音・音響効果:北田雅也
スチール:天満眞也
助監督:林啓史 藤田奏
制作:斎藤香織
製作:海獣シアター
制作協力:シーオーダブルシーオー
配給:マコトヤ
A SHINYA TSUKAMOTO FILM “KOTOKO” FEATURING Cocco WORLD SALES by GOLD VIEW

[キャスト]
Cocco
塚本晋也

Cocco 歌のお散歩。 Cocco Inspired movies

 

  

2011/  東日本大震災救援企画「Cocco Inspired movies (インスパイアード・ムービーズ)」より
カラー / 23分
Cocco Inspired movies [DVD]

〈解説〉Coccoとゆかりのある8人の映像クリエイターたちによるコラボ企画。
塚本は、「Cocco 歌のお散歩」を撮る。
Coccoの「十三夜」「spring around」「玻璃の花」が、
暗い森林から始まり、無人の広場、黎明の浜辺にかけて、
全編1カットで披露される。

[スタッフ]
作/撮影:塚本晋也
協力:大田康一
     長岡広太
     井筒康仁
     沖縄フィルムオフィス

[キャスト]
Cocco

妖しき文豪怪談 葉桜と魔笛 The wistle

2010/NHKエンタープライズ・海獣シアター制作/NHKエンタープライズ配給/11年8月20日公開/HDCAM/カラー/36分/日本語
©NHK 2010 

妖しき文豪怪談 DVD-BOX
妖しき文豪怪談 「片腕」「葉桜と魔笛」 [DVD]

〈解説〉日本映画界の気鋭の監督たちが、名だたる文豪の怪談小説をドラマ化。映画版として手を加えられ、ロードショー公開もされた。塚本は、太宰治の「葉桜と魔笛」を監督。太宰が愛する女性と平穏に暮らしていた時期に書かれた、太宰の中でももっとも美しい作品。長年介護していた塚本の母親が仕上げ期間中に亡くなり、死にゆく妹を思う姉の気持ちは特別なものとして描かれた。

〈物語〉日露戦争下の明治。厳格な父親に育てられた姉妹。18歳の姉は不治の病をわずらった16歳の妹を看護している。ある日、姉は、妹のもとに届いているM,Tという男性からの手紙の束を見つけてしまう。手紙によれば、妹はその男性と深い関係にあるらしいのだ。
思いを寄せている男性が出征し、死に瀕している妹の中に未知の影を見た姉は、次第に常軌を失っていく。巨大な死の影に脅かされる若い姉妹の痛みを描く。

[スタッフ]
エグゼクティブ・プロデューサー:山崎秋一郎、浜野高宏
プロデューサー:塚本晋也、川原伸一
原作:太宰治
脚本:塚本晋也
撮影:塚本晋也、志田貴之
音楽:石川忠
録音:加藤大和
MA:井筒康仁
音響効果:北田雅也
助監督:林啓史
スタイリスト:小林純子
メイク:三沢友香
スチール:天満眞也
編集:塚本晋也
制作:斉藤香織

[キャスト]
優子(姉):河井青葉
伊津江(妹):徳永えり
姉妹の父親:國村準
キンジ(優子の恋人):小林ユウキチ

鉄男 THE BULLET MAN TETUO THE BULLET MAN

2009/TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009(海獣シアター、アスミック・エースエンタテインメント、Yahoo! JAPAN)製作/アスミック・エース エンタテインメント配給/10年5月22日公開/35ミリ/カラー/ドルビーデジタル/ヨーロピアンビスタ/71分/全篇英語、日本語字幕
©TETSUO THE BULLET MAN GROUP 2009

鉄男 THE BULLET MAN 【2枚組 パーフェクト・エディション】 [DVD]
鉄男 THE BULLET MAN 【パーフェクト・エディション Blu-ray】
鉄男 THE BULLET MAN (ビームコミックス)
鉄男 THE BULLET MAN (ノンスケール塗装済み完成品フィギュア)
鉄男 THE BULLET MAN [単行本(ソフトカバー)]
完全鉄男 『鉄男』から『鉄男 THE BULLET MAN』までの軌跡
鉄男全集 鉄男三作品純正シナリオ
鉄男 THE BULLET MAN 完全オリジナル・サウンドトラック盤
鉄男 TETSUO コンプリート・サウンドトラック

☆09年シッチェス・カタロニア国際映画祭Time Machine Honorary Award/10年グリーンプラネット・フィルム・アワード“2010年アジア映画で最も期待される映画”受賞

〈解説〉『鉄男』から20年。“鉄男アメリカ”としてハリウッドで企画開発され、クエンティン・タランティーノも製作に名乗りを上げた“幻のプロジェクト”。『鉄男Ⅱ BODY HAMMER』同様、過去2作の物語上の続編でもなければリメイクでもない。大都市・東京を舞台に、男の体が鋼鉄と化すモチーフを継承しながらも、主役にアメリカ人俳優を据え、全世界公開を目指した全篇英語の作品として製作されている。

〈略筋〉東京で外資系企業に勤めるアンソニー(エリック・ボシック)は、妻ゆり子(桃生亜希子)、3歳の息子トム(ゲアハート大雅)と幸せな生活を送っていた。科学者だった父・ライド(ステファン・サラザン)は、アンソニーの母親である妻・美津枝(中村優子)を癌で亡くして以来、息子と孫の健康に強迫観念を抱き続けていたが、ある日、謎の男が運転する車にトムが轢き殺されてしまう。絶望し、怒り狂うゆり子。“決して怒りの感情を持ってはならない”という両親の教えを守り、心を鎮めようとするアンソニーだったが、ゆり子と心のすれ違いを重ね、次第に感情のコントロールを失っていく。やがて身体に変化が現れ、ついに鋼鉄と化していく。そこに、謎の男“ヤツ”(塚本晋也)が現れる。鉄男プロジェクト、人工人体の研究、トランスフォーム、人造人間兵器、米国企業の目論み、プロジェクトの中止と隠滅、美津枝の癌、解剖。あらゆる “謎”が交錯するとき、東京を飲み込む巨大なエネルギーの噴射が始まる。

[スタッフ]
シニア・プロデューサー・監督・脚本・撮影・編集:塚本晋也
シニア・プロデューサー:豊島雅郎
プロデューサー:川原伸一、谷島正之
プロデュース・スーパーバイザー:寺嶋博礼
共同プロデューサー:岩浪泰幸
脚本:黒木久勝
撮影:志田貴之、林啓史
音楽:石川忠
スチール:天満 眞也
録音:加藤大和
音響効果:北田雅也
助監督:黒木久勝、林啓史
宣伝プロデューサー:櫻糀恵介
アシスタント・プロデューサー:今井淑恵
撮影助手:福島 友子、堤 健太、大保 晋太郎、緒方 一智、佐川 誠、松本 健太
制作部:斎藤 香織、中川 夏美
美術部:小野 京子、藤田 奏、伊月 肇、江田 亮斗、
衣装部:桜井 真理
特殊メイク:花井 麻衣、有澤 真庭、管戸 幸一郎、赤羽 佳和
協力:諏訪 亜沙美、大沢 智美

[キャスト]
アンソニー:エリック・ボシック
ゆり子:桃生亜希子
美津枝:中村優子
ライド:ステファン・サラザン
ヤツ:塚本晋也
トム:ゲアハート大雅
宅配人:三島ゆたか

悪夢探偵 2 NIGHTMARE DETECTIVE 2

2008/製作:ムービーアイ・エンタテインメント、海獣シアター/ムービーアイ・エンタテインメント配給/08年12月20日公開/シネセゾン渋谷ほか/35ミリ/カラー/ドルビーSR/1:1.85/102分/一般映画
©2009 TSUKAMOTO SHINYA・KAIJYU THEATER ALL RIGHTS RESERVED.

悪夢探偵2 [DVD]
悪夢探偵2 怖がる女 (角川文庫)
塚本晋也 COLLECTOR’S BOX 2001-2010 [DVD]
悪夢探偵2 オリジナル・サウンドトラック

〈解説〉他人の夢の中に入ることができる“悪夢探偵”シリーズ2作目。なぜ影沼京一が悪夢探偵となったのか、その秘密に迫る“序章”ともいうべき物語。新たな依頼者である女子学生の悪夢の謎と、亡き母の死を巡るエピソードが同時進行、やがて一つに繋がり、京一は母の思いに辿り着く。静寂な恐怖の果てに見えてくるのは、切なく美しい物語。恐怖という感情に迫りながら、やがてあたたかい感動に満たされる。

〈略筋〉イヤイヤながらも、他人の夢に入るという特殊能力を持ってしまった影沼京一(松田龍平)。そんな彼を女子学生の間城雪絵(三浦由衣)が訪ねてくる。同級生の菊川夕子(韓英恵)が悪夢に出てきて眠れないので助けて欲しいというのだ。菊川は異様な怖がりで、雪絵、睦美(安藤輪子)、アキ子(松嶋初音)にいじめられ、不登校となっていた。しかし京一は、直接菊川に謝れ、と雪絵を追い返し取り合わない。睦美が謎の死をとげ、雪絵は再び京一に助けを求める。京一は菊川に亡き母、逸子(市川実和子)を思い重ねる。人の心の奥底に潜む悪意が見えてしまい、自分を取り囲む世界すべてを恐れていた逸子。逸子は京一の幼少時代に首を吊ってこの世を去っていた。京一は、遠い昔に亡くなった母の思いに触れるため、やがて、重い腰を上げ、雪絵に夢に入り、母によく似た菊川の心に触れにいくのだった。

[スタッフ]
エグゼクティブプロデューサー:唯敷和彦
プロデューサー・監督・脚本・撮影・編集:塚本晋也
プロデューサー:/川原伸一/小出健/武部由実子
共同脚本:黒木久勝
監督助手:川原伸一
助監督:黒木久勝/林啓史/吉田光希/平野拓
撮影:志田貴之
照明:坂本あゆみ
共同編集:安倍雄治
音楽:石川忠/川原伸一
音響効果:北田雅也
録音:加藤大和
美術助手:越賀あや/徳田あゆみ/齋藤佐都子/黒木真智子
スタントコーディネート:辻井啓伺
VFXプロデューサー:岡野正広
VFXスーパーバイザー:平田耕一
特殊造形:織田尚
イラスト:熊澤久里/こだまこずえ
ヘアメイク:三沢友香
衣裳制作:岩浩子
衣裳:岡村可也/入江佳宏
制作:福山秀美/中村元
スチール:天満眞也
  
[キャスト]
影沼京一:松田龍平
間城雪絵:三浦由衣
菊川夕子:韓英恵
影沼滝夫:光石研
影沼逸子:市川実和子
アキ子:松嶋初音
睦美:安藤輪子
影沼京一(7歳):橋本拓人
影沼京一(4歳):関遼輔
雪絵の母:内田春菊
菊川の父:北見敏之
菊川の母:播田美保
アキ子の父:鈴木一功
女:小林裕子

悪夢探偵 NIGHTMARE DETECTIVE

2006/製作:ムービーアイ・エンタテインメント、海獣シアター、I&S BBDO/ムービーアイ・エンタテインメント配給/07年1月13日公開/シネセゾン渋谷・池袋シネマサンシャインほか/35ミリ/カラー/ドルビーSR/1:1.85/106
©2009 TSUKAMOTO SHINYA・KAIJYU THEATER ALL RIGHTS RESERVED.

悪夢探偵 プレミアム・エディション [DVD]
悪夢探偵 スタンダード・エディション [DVD]
塚本晋也 COLLECTOR’S BOX 2001-2010 [DVD]
悪夢探偵 (角川文庫)
悪夢探偵(電子書籍版)
悪夢探偵 オリジナル・サウンドトラック

〈解説〉塚本が長年温めてきたサイコ・サスペンス。ローマと釜山、2つの国際映画祭で同日同時間にワールド・プレミア上映。配給オファーやハリウッドメジャーからのリメイクオファーが殺到した。他人の夢に自分の意識を入れることのできる男、悪夢探偵こと影沼京一を演じたのは松田龍平。“事件解決に後ろ向きなダーク・ヒーロー”という特異なキャラクターを体現。ヒロインはの女性刑事の霧島慶子を演じたのは演技経験が初めてとなる人気シンガーhitomi。エンディング・テーマは、フジファブリックが担当し、作品の世界観を体現したオリジナル楽曲『蒼い鳥』を提供。塚本自身が執筆した原作小説『悪夢探偵』も増刷を重ねた。

〈略筋〉謎めいた死体が立て続けに発見される。被害者はいずれもベッドの上で眠った状態のまま、自らを切り刻んだ血まみれの姿をしていた。事件を担当するのは現場勤めとなったばかりの女性刑事、霧島慶子(hitomi)。自殺と思われたこの事件だが、被害者2人が死の直前に、それぞれが携帯電話から「0」と表示される人間に電話をしていたことがわかる。夢の中で誰かに襲われているようだったという被害者の妻の証言から、事件の鍵は夢にあると読んだ慶子は、他人の夢に入ることのできる影沼京一の存在を知り、協力を仰ぐ。しかし人間に深く絶望し、強い自殺願望を抱える京一は協力を拒む。同僚の若宮が「0」へ電話し、〈ヤツ〉(塚本晋也)とのコンタクトに成功したとの知らせを聞いた慶子は、若宮を救うため再度京一に助けを求める。イヤイヤながらようやくマントを羽織り、若宮の夢へと入る京一。しかし京一は夢の中で〈ヤツ〉に完膚なきまでにされてしまう。若宮を救えなかった慶子は決意を固め、京一の眼前で自ら「0」に電話し、〈ヤツ〉とコンタクトを取る。事件の深層に近づくうち、慶子はまったく気づかなかった自分自身の心の闇に気づいていくのだった。
 
☆07年ヒホン映画祭功労賞受賞/07年Cryptshow映画祭 監督への特別な賞受賞

[スタッフ]
製作:ムービーアイ・エンタテインメント/海獣シアター/I&S BBDO
エグゼクティブ・プロデューサー:牛山拓二
プロデューサー・監督・脚本・撮影・美術監督・編集:塚本晋也
プロデューサー:川原伸一/武部由実子
アソシエイト・プロデューサー:小出健
共同脚本:黒木久勝
撮影:志田貴之
助監督:川原伸一/黒木久勝/林啓史/吉田光希/杉岡大輝
照明:吉田恵輔
美術助手:越賀あや/長澤真智子/出井奈保/小坂邦貴/及川さやか/村山龍太郎/平野拓
美術応援:伊藤ゲン
特殊造型:織田尚
スタントコーディネーター:辻井啓伺
特殊効果:鳴海聡/船橋誠
ヘアメイク(hitomi担当):奈津
スタイリスト(hitomi担当):Toshio Takeda
ヘアメイク:福山秀美
衣裳:岩崎浩子
制作:福山秀美/岡素子/羽生敏博
音楽:石井忠
エンディング・テーマ:フジファブリック 「蒼い鳥」東芝EMI 作詞・作曲:志村正彦 編曲:フジファブリック
録音:加藤大和
音響効果:北田雅也
編集助手:安部雄治
VFXプロデューサー:岡野正広(GONZO REVOLUTION)
CGディレクター:平田耕一(GONZO REVOLUTION)
CGプロデューサー:川畑稔(ナブラ)
スチール:天満眞也

[キャスト]
影沼京一:松田龍平
霧島慶子:hitomi
関谷刑事:大杉漣
大石恵三:原田芳雄
若宮刑事:安藤政信
ヤツ:塚本晋也
パンク少女:猪俣ユキ
肥枝田:村木仁
肥枝田の妻:ふせえり
課長(刑事):金守珍
小宮:津田恵一
刑事:コビヤマ洋一/飯田茂年/塚本耕司/市野世龍
大石の長男:黒沼弘已
大石の次男:康すおん
大石の三男:宇野祥平
大石の妻:中沢旻江
地味な男:鈴木卓爾
慶子の若い父親:利重剛
慶子の若い母親:塚本敦子
学校の教師:川原伸一

ヘイズ/HAZE-Original 
Long Version

2005/企画・制作:海獣シアター/ゼアリズエンタープライズ配給/06年3月4日公開/ライズエックス/DV/カラー/ステレオ/16:9/49分
©2005 SHINYA TSUKAMOTO・KAIJYU THEATER

ヘイズ/HAZE-Original Long Version [DVD]
塚本晋也 COLLECTOR’S BOX 2001-2010 [DVD]

〈解説〉韓国のチョンジュ映画祭から依頼を受けた「三人三色」(アジアの映画監督3人が同予算でデジタルシネマを製作するプロジェクト)の一環として製作された25分の作品『HAZE』のロングバージョン。塚本初のオールデジタル仕上げとなった作品で、小型のビデオカメラで狭い空間を奔放に撮りあげている。意識の不確かさと美しい記憶の対比は、『ヴィタール』の延長とも取れ、凄まじい地獄の映像表現と、爽やかなラストシーンの青空という相反する「恐怖と愛」は、後の『悪夢探偵』シリーズに続く萌芽のようなものが見て取れる。05年ロカルノ国際映画祭コンペティション部門ワールドプレミア上映作品。

〈略筋〉男(塚本晋也)が目覚めると、体を動かすこともできないコンクリートの密室に閉じ込められていた。どうしてこんな所に。ここに来る前はどこにいたのか。唯一分かっているのは、自分の腹部が出血し、激痛がひどく、早く手をうたないと死んでしまう、ということだけである。男は必死に体を動かし、様々な形の異常に狭いコンクリートの空間を移動していく。そして行くたびに想像を絶する恐ろしい地獄が待ち受けているのだ。やがて切り裂かれた人人体のパーツが転がる凄惨な部屋にたどり着いた男は、そこでひとりの女(藤井かほり)に出会う。ここがどこなのか、どこから連れて来られたのか、女にもわからない。誰か大切な人の顔が、そしてどこかで花火が打ち上げられているイメージが浮かぶ。しかしそれが誰の顔なのか、いつ、どこで打ち上げられた花火なのかわからない。女はここを出て行くと言い、死体の浮かぶ水路に潜ってゆく。一度は脱出をあきらめかけていた男も進むことを決意し、女と水路に潜り、二人の決死の旅が始まるのだった。

[スタッフ]
プロデューサー・製作・監督・脚本・撮影監督・美術監督・編集:塚本晋也
プロデューサー:川原伸一
助監督:小出健/安倍雄治
撮影:志田貴之
照明:吉田恵輔
スチール:天満眞也/志田貴之
メイク・制作:福山秀美
特殊メイク:織田尚
美術助手:諏訪亜沙美/出井奈保
大道具:川原伸一/安倍雄治/伊藤進也
編集助手:安倍雄治
合成:井上裕一/横小路和友/帆足誠
録音:加藤大和
音響効果:北田雅也
音楽:石川忠      
制作協力:チョンジュ映画祭

[キャスト]
男:塚本晋也
女:藤井かほり
若い男たち:村瀬貴洋/神高貴宏/辻岡正人
若い女:さいとう真央

玉虫~female~ Jewel Beetle~female~

2005/製作:セガ、アミューズ、ミコット・エンド・バサラ、ジャパン・デジタル・コンテンツ、モブキャスト/制作協力:海獣シアター/東芝エンタテインメント配給/05年5月14日公開/35ミリ/カラー/DTSステレオ/アメリカンビスタ/22分/R-18
©2005 female Film Partners

female [DVD]
塚本晋也 COLLECTOR’S BOX 2001-2010 [DVD]

〈解説〉2002年の『Jam Films』からスタートして『Jam Films2』『Jam Films S』と発展したコンピレーション・ムービー『Jam Films』シリーズの第四弾、『female』のうちの1本。第一線で活躍する女性作家5人が“女性”をテーマに書き下ろした作品を、気鋭の監督たちが5本の映画に仕上げたオムニバス作品で、塚本は小池真理子原作の『玉虫』を映画化。

〈略筋〉野中にぽつんと立つ一軒家。古ぼけたテレビに玉虫厨子のドキュメンタリー映画が流れている。それを見ている女(石田えり)と、女のスカートをまくって腿を愛撫しているじじい(小林薫)。女はじじいの愛人で、じじいが来るのをひたすら待ちながらこの家で暮らしている。ある晩、泥酔したじじいが若い男(加瀬亮)をつれてくる。じじいに言われ、誕生日に買ってもらったピンクのバレリーナ衣装に着替えた女は、2人の前で『渚のシンドバッド』をフリ付きで歌う。じじいは大きな仕事が控えていること、昔から男に助けてもらっていることを話すが、女が男に職業を尋ねても男は教えない。遠い東京について話す男と女。やがてじじいが眠り込み、女と男の間にエロチックな空気が流れ出す。じじいと男の間で揺れる女の自立を描く。

[スタッフ]
プロデューサー・監督・脚本・撮影:塚本晋也
プロデューサー:松岡周作/川原伸一
原作:小池真理子(新潮社「小説新潮」)
助監督:小出健/黒木久勝/安倍雄治
撮影助手:志田貴之
照明:吉田恵輔
スチール:天満眞也
制作進行:福山秀美/生田幸恵/弓削裕之 
衣裳:小林純子
メイク:福山秀美
劇用刺青:霞涼ニ
ガンエフェクト:唐沢裕一
音楽:石川忠
音響効果:北田雅也
整音:加藤大和

[キャスト]
女:石田えり
男:加瀬亮
じじい:小林薫