玉虫~female~ Jewel Beetle~female~

2005/製作:セガ、アミューズ、ミコット・エンド・バサラ、ジャパン・デジタル・コンテンツ、モブキャスト/制作協力:海獣シアター/東芝エンタテインメント配給/05年5月14日公開/35ミリ/カラー/DTSステレオ/アメリカンビスタ/22分/R-18
©2005 female Film Partners

female [DVD]
塚本晋也 COLLECTOR’S BOX 2001-2010 [DVD]

〈解説〉2002年の『Jam Films』からスタートして『Jam Films2』『Jam Films S』と発展したコンピレーション・ムービー『Jam Films』シリーズの第四弾、『female』のうちの1本。第一線で活躍する女性作家5人が“女性”をテーマに書き下ろした作品を、気鋭の監督たちが5本の映画に仕上げたオムニバス作品で、塚本は小池真理子原作の『玉虫』を映画化。

〈略筋〉野中にぽつんと立つ一軒家。古ぼけたテレビに玉虫厨子のドキュメンタリー映画が流れている。それを見ている女(石田えり)と、女のスカートをまくって腿を愛撫しているじじい(小林薫)。女はじじいの愛人で、じじいが来るのをひたすら待ちながらこの家で暮らしている。ある晩、泥酔したじじいが若い男(加瀬亮)をつれてくる。じじいに言われ、誕生日に買ってもらったピンクのバレリーナ衣装に着替えた女は、2人の前で『渚のシンドバッド』をフリ付きで歌う。じじいは大きな仕事が控えていること、昔から男に助けてもらっていることを話すが、女が男に職業を尋ねても男は教えない。遠い東京について話す男と女。やがてじじいが眠り込み、女と男の間にエロチックな空気が流れ出す。じじいと男の間で揺れる女の自立を描く。

[スタッフ]
プロデューサー・監督・脚本・撮影:塚本晋也
プロデューサー:松岡周作/川原伸一
原作:小池真理子(新潮社「小説新潮」)
助監督:小出健/黒木久勝/安倍雄治
撮影助手:志田貴之
照明:吉田恵輔
スチール:天満眞也
制作進行:福山秀美/生田幸恵/弓削裕之 
衣裳:小林純子
メイク:福山秀美
劇用刺青:霞涼ニ
ガンエフェクト:唐沢裕一
音楽:石川忠
音響効果:北田雅也
整音:加藤大和

[キャスト]
女:石田えり
男:加瀬亮
じじい:小林薫