2006/製作:ムービーアイ・エンタテインメント、海獣シアター、I&S BBDO/ムービーアイ・エンタテインメント配給/07年1月13日公開/シネセゾン渋谷・池袋シネマサンシャインほか/35ミリ/カラー/ドルビーSR/1:1.85/106
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〈解説〉塚本が長年温めてきたサイコ・サスペンス。ローマと釜山、2つの国際映画祭で同日同時間にワールド・プレミア上映。配給オファーやハリウッドメジャーからのリメイクオファーが殺到した。他人の夢に自分の意識を入れることのできる男、悪夢探偵こと影沼京一を演じたのは松田龍平。“事件解決に後ろ向きなダーク・ヒーロー”という特異なキャラクターを体現。ヒロインはの女性刑事の霧島慶子を演じたのは演技経験が初めてとなる人気シンガーhitomi。エンディング・テーマは、フジファブリックが担当し、作品の世界観を体現したオリジナル楽曲『蒼い鳥』を提供。塚本自身が執筆した原作小説『悪夢探偵』も増刷を重ねた。
〈略筋〉謎めいた死体が立て続けに発見される。被害者はいずれもベッドの上で眠った状態のまま、自らを切り刻んだ血まみれの姿をしていた。事件を担当するのは現場勤めとなったばかりの女性刑事、霧島慶子(hitomi)。自殺と思われたこの事件だが、被害者2人が死の直前に、それぞれが携帯電話から「0」と表示される人間に電話をしていたことがわかる。夢の中で誰かに襲われているようだったという被害者の妻の証言から、事件の鍵は夢にあると読んだ慶子は、他人の夢に入ることのできる影沼京一の存在を知り、協力を仰ぐ。しかし人間に深く絶望し、強い自殺願望を抱える京一は協力を拒む。同僚の若宮が「0」へ電話し、〈ヤツ〉(塚本晋也)とのコンタクトに成功したとの知らせを聞いた慶子は、若宮を救うため再度京一に助けを求める。イヤイヤながらようやくマントを羽織り、若宮の夢へと入る京一。しかし京一は夢の中で〈ヤツ〉に完膚なきまでにされてしまう。若宮を救えなかった慶子は決意を固め、京一の眼前で自ら「0」に電話し、〈ヤツ〉とコンタクトを取る。事件の深層に近づくうち、慶子はまったく気づかなかった自分自身の心の闇に気づいていくのだった。
☆07年ヒホン映画祭功労賞受賞/07年Cryptshow映画祭 監督への特別な賞受賞
[スタッフ]
製作:ムービーアイ・エンタテインメント/海獣シアター/I&S BBDO
エグゼクティブ・プロデューサー:牛山拓二
プロデューサー・監督・脚本・撮影・美術監督・編集:塚本晋也
プロデューサー:川原伸一/武部由実子
アソシエイト・プロデューサー:小出健
共同脚本:黒木久勝
撮影:志田貴之
助監督:川原伸一/黒木久勝/林啓史/吉田光希/杉岡大輝
照明:吉田恵輔
美術助手:越賀あや/長澤真智子/出井奈保/小坂邦貴/及川さやか/村山龍太郎/平野拓
美術応援:伊藤ゲン
特殊造型:織田尚
スタントコーディネーター:辻井啓伺
特殊効果:鳴海聡/船橋誠
ヘアメイク(hitomi担当):奈津
スタイリスト(hitomi担当):Toshio Takeda
ヘアメイク:福山秀美
衣裳:岩崎浩子
制作:福山秀美/岡素子/羽生敏博
音楽:石井忠
エンディング・テーマ:フジファブリック 「蒼い鳥」東芝EMI 作詞・作曲:志村正彦 編曲:フジファブリック
録音:加藤大和
音響効果:北田雅也
編集助手:安部雄治
VFXプロデューサー:岡野正広(GONZO REVOLUTION)
CGディレクター:平田耕一(GONZO REVOLUTION)
CGプロデューサー:川畑稔(ナブラ)
スチール:天満眞也
[キャスト]
影沼京一:松田龍平
霧島慶子:hitomi
関谷刑事:大杉漣
大石恵三:原田芳雄
若宮刑事:安藤政信
ヤツ:塚本晋也
パンク少女:猪俣ユキ
肥枝田:村木仁
肥枝田の妻:ふせえり
課長(刑事):金守珍
小宮:津田恵一
刑事:コビヤマ洋一/飯田茂年/塚本耕司/市野世龍
大石の長男:黒沼弘已
大石の次男:康すおん
大石の三男:宇野祥平
大石の妻:中沢旻江
地味な男:鈴木卓爾
慶子の若い父親:利重剛
慶子の若い母親:塚本敦子
学校の教師:川原伸一